4月17日㈬に、私たちの本を出版することになりました!
『看護にいかす触れるケア』(中央法規出版)に続く2冊目になります。タイトルは『がんのつらさや痛みをやわらげる 家族ができる12の方法(タッチング)』です。
講師の前川知子先生が、末期がんのお母様の看病をした時の経験をもとにして、がん患者さんのご家族のためにタッチングの本を書きました。
がん患者さんのご家族のためのタッチングの本
1冊目の「看護にいかす触れるケア」は、看護師さんが臨床で患者さんに実践するタッチング、メディカル・タッチの本でした。
来週、出版される2冊目は、がん患者さんのご家族が病気のご家族にできるタッチング、マシュマロ・タッチの本です。
手を握る、背中をさするといった家族の触れ合いが、患者さんの不安や辛さをやわらげる効果があることをご存じですか?
触れることには、不安や緊張、抑うつをやわらげてリラックスを促すことが科学的にわかってきています。
病気の家族の辛さをやわらげる触れ方をわかりやすく解説
がんを治療する家族に、何かできることはないか?と思っているご家族は多いことでしょう。
治療や闘病の辛さを少しでも楽にすることができたら、何かしてあげたいけど、どんなことができるのか?
そんな時こそ、マシュマロ・タッチの出番です。触り方をマシュマロ・タッチに変えるだけで、患者さんの苦痛をやわらげる方法に替わります。
眠れない、吐き気がする時などシチュエーション別で、どこに、どんな風に触れたらよいのかをイラストでわかりやすく解説しています。
触れ合いは、お互いが幸せになれる方法です
優しく触れられると、脳から幸せホルモンのオキシトシンが分泌されると言われています。
幸せホルモンが出ると私たちは幸せな気分になります。
※幸せホルモンについて私が書いた記事はこちらからご覧いただけます。
最近では、触れられる人だけでなく、触れる人の脳からも幸せホルモンが分泌されると言われています。触れ合うことで、お互いが幸せな気分になれるのです。病気のご家族と触れ合う時間は、お互いにとって幸せな時間です。
触れることは、寄り添うこと
看護でも「患者さんに寄り添う」とよく言います。患者さんに寄り添う、と言っても色々な寄り添い方があります。
『看護にいかす触れるケア』の本の中でも書きましたが、触れることは、患者さんに寄り添うことを具体的な形にしたものだと私は考えています。
この本が患者さんの看病をされている、たくさんのご家族に届くことを願っています。
本のご予約受付中です!
書店に本が並ぶのは4月17日以降を予定しています。
私たちの所からも本をご購入いただけます。ご希望の方はこちらのフォームからお申し込みください。
ご購入のお礼に、マシュマロ・タッチの小冊子をプレゼントさせていただきます!